冬月の幕間閑話58-怪盗ウィスプ-
麻雀欲が再燃してるって前回書いたような気がするんだけど、
私今でもほぼ毎日1回はネットで麻雀するようにしてて、
麻雀好きっていうのもありつつ、何より頭を働かせようってことで。
っていうのも、歳とると頭が鈍るみたいな。なんかこう、なんとなくそんなイメージあるじゃないですか。
これ最近すんごい感じてて、10代とか20歳前後の頃に比べると、思考の瞬発力が格段に落ちた実感があるんですよね。
咄嗟に回せる頭の回転数が落ちてるみたいな。
「昔はもっと頭のキレ良かった気がする…」って思うことが増えて、悲しみに暮れているわたくしおっさんなわけなんですけども、
逆に、知識量と経験則による先読みの精度が高くなった実感もありまして。
普通に会話してる中で、頭の回転の速さにモノ言わせて咄嗟に返答していく感じだったのが、
今は2つ先3つ先まで会話を読んであらかじめ返答を用意してる、みたいな。
歳を重ねるとこんな感じなるんだ……っていう複雑な気持ちの今日この頃。
若者たちよ……悪いこた言わない。いつかおっさんおばさんとなるその日に向けて、
たくさん学んでたくさん経験しよう!!
頭の運動も頑張ろうと誓ったわたくし、ご存じばーらびのふゆっきー///、日曜の冬月でございます。
けっこう良いこと言ったな。ぼく。
冒頭から良いこと書けた時の満足感凄まじいんだよな。
こんな時はいつもこう、まあなんていうか……
やり切った感が…zzZ……とりあえず一旦休憩するかみたいな…zzZ……
ちょっと………zzZ…5分だけ……
_(ˇωˇ」∠)_ スヤァ…
~5時間後~
さてさて、前回まとめたコンボボーナス、タイミング良くなかったすね(>罒<;//)
翌日の月曜日にさっそく再調整が行われて、さすがに昨日の今日で誤情報載せとくのもなと思って、
一応修正しました!
仕事が早いぜ開発陣。。。
そして木曜日のアップデートで、実装延期となっていたハロイベ5章のベリーハードが、
ひっそりと実装されてた!!
街でベリハ募集のshout見かけなかったらこのお知らせ気づかなかったぜ……
ソフィアに住んでてよかった。。。
てことでベリハに興味津々の戦闘狂たちと連戦!!
とむ、ぼく、ぶるー、ふぇみん!
最初は壁に立候補する。
持論だが敵の動きやパターン、プレイヤーの立ち回り方やらを覚えるには、まず壁するのが一番早いと思う。
壁で慣れればどのパラでもそこそこ戦える!
んだけど、
よくわかんねぇ!!
※スクショは別撮り(ノ≧ڡ≦)☆
天井に飛ぶのは今まで通り、変わったことといえば
分身する。
天井から降りてきたときに分身を出すのかな??
で、天井飛んだ際にタゲ外れるのが地味に厄介で、
これのせいでどっちが本体かわからなくなることも(°͈^°͈` ;)
幸いHPはハードと同じなので、天井飛ぶ前に高火力で一気に溶かせれば良し!
弓のクロスでいけそうな感じでした!
それで気をつけなきゃいけないのが、
部位破壊忘れずに!
もはや破壊必須が当たり前だなー。
破壊しなきゃドロップしないって、そういえばいつ頃から増えたんだろうなぁ。
ともかく動き回る敵は開幕に破壊しちゃいたいということで、
開幕用にこんなの使ってます。
激情の舞入れて破壊しやすく。
なかなか便利で気に入ってるコンボです٩( ᐛ )و
天井に飛ばれると通常攻撃がmissになっちゃうので、
壁やる方は油断してるとmp回収できずに枯渇するなんてことも有り得るため、mp回復系のアイテムを一応用意しとくと安心かも!
みんな初見で連戦だったので、あーだこーだ言いながら小一時間ほど。
収穫は、
(☝ ˘ω˘)☝ふぅー!!
けっこう簡単にドロップする!!
特に怪盗リコッタは見た目もさることながら、
性能が素晴ら!!!
クマーハットあたりを使ってる方は、こっちに変更かな??
運良くスロ有りもゲットできたので、ありがたく使うつもりです(๑ ิټ ิ)ヘヘッ
さてさてそれと、今回追加されたメインストーリーからついに10章突入ということで、
5年経ってやっと物語が動き出した気がします()
ストーリー関連はネタバレ的なこともあるし、書いてええんかなといつも悩むんですけど、
このあと長いの書いちゃったし、ストーリーについては触れずに終わろうかと。
思ったけど一つだけ。
覚えてる人ひとりもいない説。
さてさてここからは世界の人物紹介ということで、ついに三人目です。
三人目というかなんというか。今回は人というよりも【国】みたいな感じで。
今回はとっても昔のおはなし。だけど知ってる方も多いかもしれない!
ハリウッドで映画化もされたこちらです。どぞ。
みんな「だれだよ」
ほら、遥か昔すぎて写真とかないから。銅像で我慢してくれ。
〖300〗という映画を観たことあるだろうか?
銅像のモデルとなった漢、その名をレオニダス。
紀元前480年頃、都市国家スパルタの王として権威と剛勇を誇った伝説の戦士である。
まず、都市国家とはなんぞや?ってところだが、
ある都市が独自に政を行い、国から独立した法治のもとに文明を築いていく形態を指す。
とかっつってややこしい言い方してもあれなので、
スパルタとは、古代ギリシアの中にあった一つの都市である。
都市といっても名ばかりで、その実態はほとんど国だった。
王いるし()
王政によって統治され、独自の法によって栄えてきたこの国は当初、
めっちゃ困っていた。
当時ごく普通にあった『奴隷制度』によって。
ちなみに『奴隷』というのはほんの100~200年前まで、世界的に見てもそこかしこで公に行われていたが、
やはり繊細な議題なので、またの機会があればその時慎重に取り上げるかもしれない。
さて、その奴隷制度によって困っていたスパルタ国。
まだレオニダスがこの世に生まれるずっと前。一体どう困っていたのかというと、何を隠そうその人数だ。
スパルタは当時、
国民の10倍の奴隷を抱えていた。
それの何がやばいのか?考えてみてくれ。
例えば1万人の国民がいるならば、奴隷はつまり10万人だ。
そんな大人数が結託して反乱なんか起こした日には、一夜で奴隷がスパルタ国民に成り代わること請け合いだろう。
さてどうするか。
王「やべーよどうしよう」
左宰相「詰んだ…」
右宰相「亡命準備OK」
王「はっΣ(,,° Δ °,,*)!!ワレヒラメイタ」
王「国民一人一人が十人分強くなれば解決!!」
当時の王……脳筋だった……
この無茶苦茶な提案がなぜかまかり通ってしまい、
スパルタは「国民全員一騎当千」という理念のもとに、厳しすぎる法律が制定されていった。
遅刻したら死刑、怪我したら死刑、病気なったら死刑、規律を乱したら大体死刑。
とにかくすぐ死刑っていう、強くなる前に国民いなくなってもおかしくない暴政っぷりだ。
そろそろ気付いた方もいるだろう。厳しい教育のことを『スパルタ教育』なんて言ったりするが、
言うまでもなく、都市国家スパルタが語源である。
さて、そんなおかしすぎる政治運営でなぜスパルタが存続してきたのか、その辺に言及した記録が見つからなかったので定かではないが、
そんな理念の中鍛え上げられたスパルタ国民は、レオニダスが生まれ育つ時代において、『人類最強』と言っていいほどの軍隊を有していた。
そして幸か不幸か、レオニダスが王位についていた時期に起こったとある戦争が、
彼の名をその後数千年語り継がれるものとする。
この時代地球上で最も栄えていた大国、ペルシア帝国がギリシアを侵略せんとした戦争。
ペルシア戦争である。
突如侵略してきたペルシアの大軍に対し、当然それを迎え撃つギリシア。
各都市の戦士が集まってギリシア連合軍とし、その指揮官となったはレオニダス。だが、
この戦争、始まらずとも結果は分かり切っていた。
ひとえに、
途方もない兵力差である。
遠路はるばる侵略しに来たペルシア軍、その総数は実に20万人超。
対してレオニダス率いるギリシア連合軍。その総数はずばり、
7000人である。
…………桁間違えたわけではない。
そもそもペルシアとギリシアの有してる戦士の数が違いすぎるというのもあるが、
それより何より致命的だったのが、この年に行われていた『お祭り』だ。
この時スパルタでは『カルネイア祭』、ギリシアでは『オリンピア祭』がちょうど開催されている年だった。
※現在のオリンピックに相当するもの。古代ギリシアでは8年に一度行われていた。
いやいや祭りがなんだよ!って思うかもしれないが、このお祭りはいわゆる神事にあたるもので、何よりも優先しなければいけないほど神聖なものとされていた。
何よりも。そう、、、戦争よりも、だ。
お祭りを滞りなく成功させるために大半のギリシア国民を割いた。結果、集まったのが7000人。
この内、スパルタ兵はたったの300人だった。
自国が最強と自負するレオニダスとて馬鹿ではない。
どう考えても勝てるわけがない。たった7000人を率いて無謀な戦いに行くべきか、彼は悩んだ。
決めかねたレオニダスは、当時信じられていた『デルポイの神託』に身の振り方を問うた。
現代でいう占いのようなものだ。
神託の結果、示されたのは『王が死ぬか、国が滅ぶか』だった。
この神託を聞いたレオニダスは即断、死を覚悟し、戦争に赴くことを決意する。
上の方で「暴政のスパルタがなぜ栄えたか、記録もなく定かじゃない」と書いたが、
少なくともレオニダスに関した記述においては、調べれば調べるほど『国民の忠誠心の高さ』が伺える。
国民からの信頼が厚く、王のために身を捧げるほどの信念を持った人々が大半だったであろうことが容易に想像できてしまうほど、彼を敬う人々の様子が端々から感じ取れる。
直接的な記述はほとんどない。しかし、レオニダスは国民にとって『良き王』だったんだろう。
こうして、レオニダスはたった7000人を率いて一世一代の大戦へと進軍。
ギリシアはテルモピュライにて、ペルシア軍20万人と対峙する。
当初ペルシア軍の王クセルクセスは、あまりの兵力差にてっきりギリシア軍は戦わずに撤退するかと思い、自軍を待機させたまま様子見していたところ、
一向に下がる気配のないギリシア軍に痺れを切らし、相対して5日目、ついに大規模攻撃を仕掛ける。
初動の第一波目、その数約2万兵。
真正面からの激しい攻撃は丸一日続き、ついにこの戦いに勝利したのは、
ギリシア軍だった。
いやいや7000人しかいないのになんで?と思うだろう。
ずばり、
超頑張ったからだ。
とはいえさすがにそれだけではない。レオニダスが布陣した場所は山に囲まれ入り組んだあい路であった。
※あい路、隘路→狭くて通行の難しい道。
自国の土地勘を生かしあい路に誘導、スパルタ兵お得意の『ファランクス』という戦術でペルシア兵を蹴散らしまくった。
『ファランクス』とは盾と槍をもった兵が複数人で密集し、互いを守りながら戦う陣形である。
狭いあい路でこれをやる。通せんぼだ。
土地勘と練り上げられた戦術により、第一波を跳ね返されたペルシア軍は、
ちょっとびびって、自軍の最強部隊である『不死隊』を投入する。
『不死隊』といっても不死身の人間で構成されてたわけじゃない。
一万人からなるこの部隊は、一人死んだらすかさず一人補充する無慈悲システムによって『不死隊』と呼ばれていた。
えぇ……
記述によると防御を無視した攻撃特化の部隊だったらしく、
倒しても倒しても一向に減らない敵を前に、ギリシア軍は精神的な戦いを強いられたらしい。
いつ終わるかもわからない猛攻に耐え忍んだ末、ついにこの戦いに勝利したのは、
ギリシア軍だった。
いやいやいやいやいくらなんでもおかしいやんけと思うだろう。
ずばり、
超頑張ったからだ。
いやほんと、冗談抜きでそういうことなのだ。
それほどまでに、ファランクスと布陣した山があまりにも強かった。
しかし、戦が始まって数日後。
ペルシアは、土地勘のあるギリシア兵を抱き込み、この堅牢な山の抜け道を知る。
そう、内通者が存在したのである。
これにより翌日、ペルシア軍はギリシア軍の背後に回ることに成功してしまう。
ギリシア軍は、挟み撃ちを喰らう形になったのだ。
囲まれたことを知ったレオニダスはすぐに軍議を開くも、
ほとんどの部隊が撤退を進言。残ったのはスパルタ兵約300名を含めたった1200名である。
このとき徹底抗戦というわけではなく、スパルタ兵が撤退の殿(しんがり)を買って出たという説もある。
まだ20万人近くいるペルシア軍に対し、1200名程度のたかが『一部隊』で迎え撃つなど、いよいよもって正気の沙汰ではない。
ペルシア軍のクセルクセス王もさすがにこれ以上は不毛と判断し、レオニダス王へ投降を呼びかける。
これに対し、レオニダスは一言。たった一言だけ、
「モローン・ラべ」と返す。
古代ギリシア語である。その意味は、
「来りて取れよ」
※訳「かかってこい」
えぇ。。。
し、痺れる。。。。
かっこよすぎ。。。
みっちゃん。。。
死ぬことが決まってるような状況で、こんなかっこいいセリフ出てくるだろうか。
声に出して言いたいセリフベスト3にランクインしたのはひとまず置いといて、
囲まれたことであい路の利点を失ったスパルタ軍は死を覚悟し、広場に出て最後の戦に臨んだ。
ここまででスパルタの強さを嫌というほど味わったクセルクセスは、
たった1200名を殲滅するために20万近い兵を全て投入し、圧倒的な勝利を手にしようとする。
20万人VS1200人。最後の戦いが幕を開けたその初日。まず勝ったのは、
スパルタだった。
…………いや言いたいことはわかる。私だって何度読んでも「( ◜ᴗ◝)?」って思う。
だがしかし、ペルシア軍を押し返したその戦闘の最中、
ギリシア軍総大将、レオニダス王が戦死する。
神託に殉じた最後であった。
総大将が倒れたとあってはこの戦もお終いかと思いきや、
ここからレオニダスの遺体を巡り、これまでで最も激しい戦が始まる。
戦と呼んでいいものかどうか。描写から察するに、それはもうただ生物同士の殺し合いだった。
王を殺されたスパルタ兵は怒り狂い、兵力差など気にも留めぬかのようにペルシア兵を屠り続ける。
槍が折れれば剣で、剣が折れれば拳で、拳が潰れればその歯をもって喉元に喰らいついた。
レオニダス王の遺体を死守せんとするスパルタ軍は、なんと計4度もペルシア軍を撃退している。
この最後の戦闘だけでペルシア軍の被害は2万人を超えていたらしい。
えぇ……
その鬼気迫るスパルタ軍の戦いぶりにペルシア軍の歩兵たちは戦慄し、半ば戦意喪失。
最後は接近戦を嫌がったペルシア軍が遠くから矢の雨を降らせ、スパルタ率いる1200名のギリシア軍を壊滅させた。
世に言うテルモピュライの戦い。勝者はペルシア軍だった。
負けはしたがこの戦によるレオニダスの功績は絶大で、
彼らの奮戦で稼いだ時間をもって、来るサラミスの海戦においてペルシア海軍を返り討ちとすることになる。
早い話、レオニダスがたった7000人を率いて戦に臨まなければ、ギリシアは滅んでいたのだ。
そして一方で、王を殺されたスパルタの民は必ずペルシアに復讐することを決意。
翌年に起きたペルシアとの大戦では1万人ものスパルタ兵を投入し、
30万人のペルシア兵をスパルタ兵のみで『壊滅』させた。
もう誰も驚かないんじゃないか。
先の戦ではたった300人でも無双してたくらいなので、スパルタ兵1万人もいたら敵がどれだけ多かろうがものの数ではない。
兵力差30倍を歯牙にもかけず、スパルタの復讐は成った。
そしてスパルタが勝利したこの戦、ペルシアを撃退したのではなく『壊滅』である。
『壊滅』となったペルシア軍の戦死者はなんと20万人超。
さらに驚きなのが、対するスパルタ軍の戦死者が91名とされている。
わけがわからないよ……
この戦が決定打となり、ペルシアはギリシアから完全に撤退。
帝国は衰退の一途を辿り、ギリシアは長きに渡る繁栄を手にするのである。
レオニダス王の決断は、まさに国を救った。
「王が死ぬか、国が滅ぶか」という神託が正しかったのか結果論でしかないが、
死してなお自軍を奮い立たせる将はそういない。
自身も厳しく律したというレオニダス王とは、きっと豪傑な、背中で魅せるかっこいいおっさんだったんだろう。
そんなレオニダス王は死地に向かう直前、
愛する妻にこう言い残している。
「良き夫と結婚し、良き子を産め。」
おしまい。
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